主日礼拝2016/01/03

2016年1月3日(日)午前10時30分~

説教 「福音を告げ知らせる」
中村静郎牧師

聖書 使徒言行録5章12節~42節

[音声再生]
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讃美歌(各讃美歌の番号をクリックするとパイプオルガンの奏楽が流れます。宝永教会では「讃美歌21」を使用しています。)

83(聖なるかな)
22(深き悩みより)
132(涸れた谷間に野の鹿が)
402(いともとうとき)
513(主は命を)
29(天のみ民も)


新約聖書(新共同訳)より
使徒言行録5章12節~42節

使徒たちの手によって、多くのしるしと不思議な業とが民衆の間で行われた。

一同は心を一つにしてソロモンの回廊に集まっていたが、ほかの者はだれ一人、あえて仲間に加わろうとはしなかった。

しかし、民衆は彼らを称賛していた。

そして、多くの男女が主を信じ、その数はますます増えていった。

人々は病人を大通りに運び出し、担架や床に寝かせた。

ペトロが通りかかるとき、せめてその影だけでも病人を大通りに運び出し、担架や床に寝かせた。

ペトロが通りかかるとき、せめてその影だけでも病人のだれかにかかるようにした。

また、エルサレム付近の町からも、群衆が病人や汚れた霊に悩まされている人々を連れて集まって来たが、一人残らずいやしてもらった。

そこで、大祭司とその仲間のサドカイ派の人々は皆立ち上がり、ねたみに燃えて、使徒たちを捕らえて公の牢に入れた。

ところが、夜中に主の天使が牢の戸を開け、彼らを外に連れ出し、「行って神殿の境内に立ち、この命の言葉を残らず民衆に告げなさい」と言った。

これを聞いた使徒たちは、夜明けごろ境内に入って教え始めた。

一方、大祭司とその仲間が集まり、最高法院、すなわちイスラエルの子らの長老会全体を召集し、使徒たちを引き出すために、人を牢に差し向けた。

下役たちが行ってみると、使徒たちは牢にいなかった。

彼らは戻って来て報告した。

「牢にはしっかり鍵がかかっていたうえに、戸の前には番兵が立っていました。ところが、開けてみると、中にはだれもいませんでした。」

この報告を聞いた神殿守衛長と祭司長さちは、どうなることかと、使徒たちのことで思い惑った。

そのとき、人が来て、「御覧ください。あなたがたが牢に入れた者たちが、境内にいて民衆に教えています」と告げた。

そこで、守衛長は下役を率いて出て行き、使徒たちを引き立てて来た。

しかし、民衆に石を投げつけられるのを恐れて、手荒なことはしなかった。

彼らが使徒たちを引いて来て最高法院の中に立たせると、大祭司が尋問した。

「あの名によって教えてはならないと、厳しく命じておいたではないか。それなのに、お前たちはエルサレム中に自分の教えを広め、あの男の血を流した責任を我々に負わせようとしている。」

ペトロとほかの使徒たちは答えた。

「人間に従うよりも、神に従わなくてはなりません。

わたしたちの先祖の神は、あなたがたが木につけて殺したイエスを復活させられました。

神はイスラエルを悔い改めさせ、その罪を赦すために、この方を導き手とし、救い主として、ご自分の右に上げられました。

わたしたちはこの事実の証人であり、また、神が御自分に従う人々にお与えになった聖霊も、このことを証ししておられます。」

これを聞いた者たちは激しく怒り、使徒たちを殺そうと考えた。

ところが、民衆全体から尊敬されている律法の教師で、ファリサイ派に属するガマリエルという人が、議場に立って、使徒たちをしばらく外に出すように命じ、それから、議員たちにこう言った。

「イスラエルの人たち、あの者たちの取り扱いは慎重にしなさい。

以前にもテウダが、自分を何か偉い者のように言って立ち上がり、その数四百人くらいの男が彼に従ったことがあった。

彼は殺され、したがっていた者は皆散らされて、跡形もなくなった。

その後、住民登録の時、ガリラヤのユダが立ち上がり、民衆を率いて反乱を起こしたが、彼も滅び、つき従った者も皆、ちりぢりにさせられた。

そこで今、申し上げたい。

あの者たちから手を引きなさい。ほうっておくがよい。

あの計画や行動が人間から出たものなら、自滅するだろうし、神から出たものであれば、彼らを滅ぼすことはできない。

もしかしたら、諸君は神に逆らう者となるかもしれないのだ。」

一同はこの意見に従い、使徒たちを呼び入れて鞭で打ち、イエスの名によって話してはならないと命じたうえ、釈放した。

それで使徒たちは、イエスの名のために辱めを受けるほどの者にされたことを喜び、最高法院から出て行き、毎日、神殿の境内や家々で絶えず教え、メシア・イエスについて福音を告げ知らせていた。

主日礼拝2016/01/10

2016年1月10日(日)午前10時30分~

説教 「奉仕者の選出」
中村静郎牧師

聖書 使徒言行録6章1節~7節

讃美歌(各讃美歌の番号をクリックするとパイプオルガンの奏楽が流れます。宝永教会では「讃美歌21」を使用しています。)

83(聖なるかな)
1(主イェスよ、われらに)
56(主よ、いのちのパンをさき)
395(建ちては崩るる)
29(天のみ民も)


新約聖書(新共同訳)より
使徒言行録6章1節~7節

そのころ、弟子の数が増えてきて、ギリシア語を話すユダヤ人から、ヘブライ語を話すユダヤ人に対して苦情が出た。

それは、日々の分配のことで、仲間のやもめたちが軽んじられていたからである。

そこで、十二人は弟子をすべて呼び集めて言った。

「わたしたちが、神の言葉をないがしろにして、食事の世話をするのは好ましくない。

それで、兄弟たち、あたながたの中から、”霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人選びなさい。

彼らにその仕事を任せよう。

わたしたちは、祈りと御言葉の奉仕に専念することにします。」

一同はこの提案に賛成し、信仰と聖霊に満ちている人ステファノと、ほかにフィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、アンティオキア出身の改宗者ニコラオを選んで、使徒たちの前に立たせた。

使徒たちは、祈って彼らの上に手を置いた。

 こうして、神の言葉はますます広まり、弟子の数はエルサレムで非常に増えていき、祭司も大勢この信仰に入った。

主日礼拝2016/01/17

2016年1月17日(日)午前10時30分~

説教 「ステファノの逮捕」
中村静郎牧師

聖書 使徒言行録6章8節~15節

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讃美歌(各讃美歌の番号をクリックするとパイプオルガンの奏楽が流れます。宝永教会では「讃美歌21」を使用しています。)

83(聖なるかな)
2(聖なるみ神は)
540(主イェスにより)
535(正義の主イェスに)
29(天のみ民も)


新約聖書(新共同訳)より
使徒言行録6章8節~15節

さて、ステファノは恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていた。

ところが、キレネとアレクサンドリアの出身者で、いわゆる「解放された奴隷の会堂」に属する人々、またキリキア州とアジア州出身の人々などのある者たちが立ち上がり、ステファノと議論した。

しかし、彼が知恵と”霊”とによって語るので、歯が立たなかった。

そこで、彼らは人々を唆して、「わたしたちは、あの男がモーセと神を冒瀆(ぼうとく)する言葉を吐くのを聞いた」と言わせた。

また、民衆、長老たち、律法学者たちを扇動して、ステファノを襲って捕らえ、最高法院に引いて行った。

そして、偽証人を立てて、次のように訴えさせた。

「この男は、この聖なる場所と律法をけなして、一向にやめようとしません。

わたしたちは、彼がこう言っているのを聞いています。

『あのナザレの人イエスは、この場所を破壊し、モーセが我々に伝えた慣習を変えるだろう。』」

最高法院の席に着いていた者は皆、ステファノに注目したが、その顔はさながら天使の顔のように見えた。

主日礼拝2016/01/24

2016年1月24日(日)午前10時30分~

説教 「ステファノの説教(1)」
中村静郎牧師

聖書 使徒言行録7章1節~16節

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↑クリックすると礼拝説教の音声が再生されます(約42分)

讃美歌(各讃美歌の番号をクリックするとパイプオルガンの奏楽が流れます。宝永教会では「讃美歌21」を使用しています。)

83(聖なるかな)
3(扉を開きて)
155(山べにむかいて)
461(みめぐみゆたけき)
29(天のみ民も)


新約聖書(新共同訳)より
使徒言行録7章1節~16節

大祭司が、「訴えのとおりか」と尋ねた。

そこで、ステファノは言った。

「兄弟であり父である皆さん、聞いてください。

わたしたちの父アブラハムがメソポタミアにいて、まだハランに住んでいなかったとき、栄光の神が現れ、『あなたの土地と親族を離れ、わたしが示す土地に行け』と言われました。

それで、アブラハムはカルデア人の土地を出て、ハランに住みました。

神はアブラハムを、彼の父が死んだ後、ハランから今あなたがたの住んでいる土地にお移しになりましたが、そこでは財産を何もお与えになりませんでした、一歩の幅の土地さえも。

しかし、そのとき、まだ子供のいなかったアブラハムに対して、『いつかその土地を所有地として与え、死後には子孫たちに相続させる』と約束なさったのです。

神はこう言われました。

『彼の子孫は、外国に移住し、四百年の間、奴隷にされて虐げられる。』更に、神は言われました。

『彼らを奴隷にする国民は、わたしが裁く。

その後、彼らはその国から脱出し、この場所でわたしを礼拝する。』

そして、神はアブラハムと割礼による契約を結ばれました。

こうして、アブラハムはイサクをもうけて八日目に割礼を施し、イサクはヤコブを、ヤコブは十二人の族長をもうけて、それぞれ割礼を施したのです。

この族長たちはヨセフをねたんで、エジプトへ売ってしまいました。

しかし、神はヨセフを離れず、あらゆる苦難から助け出して、エジプト王ファラオのもとで恵みと知恵をお授けになりました。

そしてファラオは、彼をエジプトと王の家全体とをつかさどる大臣に任命したのです。

ところが、エジプトとカナンの全土に飢饉が起こり、大きな苦難が襲い、わたしたちの先祖は食糧を手に入れることができなくなりました。

ヤコブはエジプトに穀物があると聞いて、まずわたしたちの先祖をそこへ行かせました。

二度目のとき、ヨセフは兄弟たちに自分の身の上を明かし、ファラオもヨセフの一族のことを知りました。

そこで、ヨセフは人を遣わして、父ヤコブと七十五人の親族一同を呼び寄せました。

ヤコブはエジプトに下って行き、やがて彼もわたしたちの先祖も死んで、シケムに移され、かつてアブラハムがシケムでハモルの子らから、幾らかの金で買っておいた墓に葬られました。

主日礼拝2016/01/31

2016年1月31日(日)午前10時30分~

説教 「ステファノの説教(2)」
中村静郎牧師

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聖書 使徒言行録7章17節~43節

讃美歌(各讃美歌の番号をクリックするとパイプオルガンの奏楽が流れます。宝永教会では「讃美歌21」を使用しています。)

83(聖なるかな)
4(世にあるかぎりの)
87(罪なき小羊)
481(救いの主イェスの)
29(天のみ民も)


新約聖書(新共同訳)より
使徒言行録7章17節~43節

神がアブラハムになさった約束の実現する時が近づくにつれ、民は増え、エジプト中に広がりました。

それは、ヨセフのことを知らない別の王が、エジプトの支配者となるまでのことでした。

この王は、わたしたちの同胞を欺き、先祖を虐待して乳飲み子を捨てさせ、生かしておかないようにしました。

このときに、モーセが生まれたのです。

神の目に適った美しい子で、三か月の間、父の家で育てられ、その後、捨てられたのをファラオの王女が拾い上げ、自分の子として育てたのです。

そして、モーセはエジプト人のあらゆる教育を受け、すばらしい話や行いをする者になりました。

四十歳になったとき、モーセは兄弟であるイスラエルの子らを助けようと思い立ちました。

それで、彼らの一人が虐待されているのを見て助け、相手のエジプト人を打ち殺し、ひどい目に遭っていた人のあだを討ったのです。

モーセは、自分の手を通して神が兄弟たちを救おうとしておられることを、彼らが理解してくれると思いました。

しかし、理解してくれませんでした。

次の日、モーセはイスラエル人が互いに争っているところに来合わせたので、仲直りをさせようとして言いました。

『君たち、兄弟どうしではないか。なぜ、傷つけ合うのだ。』

すると、仲間を痛めつけていた男は、モーセを突き飛ばして言いました。

『だれが、お前を我々の指導者や裁判官にしたのか。

きのうエジプト人を殺したように、わたしを殺そうとするのか。』

モーセはこの言葉を聞いて、逃げ出し、そして、ミディアン地方に身を寄せている間に、二人の男の子をもうけました。

四十年たったとき、シナイ山に近い荒れ野において、柴の燃える炎の中で、天使がモーセの前に現れました。

モーセは、この光景を見て驚きました。

もっとよく見ようとして近づくと、主の声が聞こえました。

『わたしは、あなたの先祖の神、アブラハム、イサク、ヤコブの神である』と。

モーセは恐れおののいて、それ以上見ようとはしませんでした。

そのとき、主はこう仰せになりました。

『履物を脱げ。あなたの立っている所は聖なる土地である。

わたしは、エジプトにいるわたしの民の不幸を確かに見届け、また、その嘆きを聞いたので、彼らを救うために降って来た。

さあ、今あなたをエジプトに遣わそう。』

人々が、『だれが、お前を指導者や裁判官にしたのか』と言って拒んだこのモーセを、神は柴の中に現れた天使の手を通して、指導者また解放者としてお遣わしになったのです。

この人がエジプトの地でも紅海でも、また四十年の間、荒れ野でも、不思議な業としるしを行って人々を導き出しました。

このモーセがまた、イスラエルの子らにこう言いました。

『神は、あなたがたの兄弟の中から、わたしのような預言者をあなたがたのために立てられる。』この人が荒れ野の集会において、シナイ山で彼に語りかけた天使とわたしたちの先祖との間に立って、命の言葉を受け、わたしたちに伝えてくれたのです。

けれども、先祖たちはこの人に従おうとせず、彼を退け、エジプトをなつかしく思い、アロンに言いました。

『わたしたちの先に立って導いてくれる神々を造ってください。

エジプトの地から導き出してくれたあのモーセの身の上に、何が起こったのか分からないからです。』

彼らが若い雄牛の像を造ったのはそのころで、この偶像にいけにえを捧げ、自分たちの手で作ったものをまつって楽しんでいました。

そこで神は顔を背け、彼らが天の星を拝むままにしておかれました。

それは予言者の書にこう書いてあるとおりです。

『イスラエルの家よ、
お前たちは荒れ野にいた四十年の間、
わたしにいけにえと供え物を
献げたことがあったか。

お前たちは拝むために造った偶像、
モレクの御輿やお前たちの神ライファンの星を担ぎ回ったのだ。

だから、わたしはお前たちを
バビロンのかなたへ移住させる。』