主日礼拝2016/04/03

2016年4月3日(日)午前10時30分~

説教 「異邦人伝道への準備」
中村静郎牧師

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聖書: 使徒言行録9章32節~43節

讃美歌(各讃美歌の番号をクリックするとパイプオルガンの奏楽が流れます。宝永教会では「讃美歌21」を使用しています。)

83(聖なるかな)
13(みつかいとともに)
504(主よ、み手もて)
507(主に従うことは)
513(主は命を)
29(天のみ民も)

新約聖書(新共同訳)より
使徒言行録9章32節~43節

ペトロは方々を巡り歩き、リダに住んでいる聖なる者たちのところへも下って行った。

そしてそこで、中風で八年前から床についていたアイネアという人に会った。

ペトロが、「アイネア、イエス・キリストがいやしてくださる。起きなさい。自分で床を整えなさい」と言うと、アイネアはすぐ起き上がった。

リダとシャロンに住む人は皆アイネアを見て、主に立ち帰った。

ヤッファにタビタ―訳して言えばドルカス、すなわち「かもしか」―と呼ばれる婦人の弟子がいた。

彼女はたくさんの善い行いや施しをしていた。

ところが、そのころ病気になって死んだので、人々は遺体を清めて階上の部屋に安置した。

リダはヤッファに近かったので、弟子たちはペトロがリダにいると聞いて、二人の人を送り、「急いでわたしたちのところへ来てください」と頼んだ。

ペトロはそこをたって、その二人と一緒に出かけた。

人々はペトロが到着すると、階上の部屋に案内した。

やもめたちは皆そばに寄って来て、泣きながら、ドルカスが一緒にいたときに作ってくれた数々の下着や上着を見せた。

ペトロが皆を外に出し、ひざまずいて祈り、遺体に向かって、「タビタ、起きなさい」と言うと、彼女は目を開き、ペトロを見て起き上がった。

ペトロは彼女に手を貸して立たせた。

そして、聖なる者たちとやもめたちを呼び、生き返ったタビタを見せた。

このことはヤッファ中に知れ渡り、多くの人が主を信じた。

ペトロはしばらくの間、ヤッファで皮なめし職人のシモンという人の家に滞在した。

主日礼拝2016/04/10

2016年4月10日(日)午前10時30分~

説教 「異邦人伝道の端緒」
中村静郎牧師
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聖書: 使徒言行録10章1節~33節

讃美歌(各讃美歌の番号をクリックするとパイプオルガンの奏楽が流れます。宝永教会では「讃美歌21」を使用しています。)

83(聖なるかな)
14(たたえよ、王なるわれらの神を)
328(ハレルヤ、ハレルヤ~たたかいは終わり)
403(聞けよ、愛と真理の)
29(天のみ民も)

新約聖書(新共同訳)より
使徒言行録10章1節~33節

さて、カイサリアにコルネリウスという人がいた。

「イタリア隊」と呼ばれる部隊の百人隊長で、信仰心あつく、一家そろって神を畏れ、民に多くの施しをし、絶えず神に祈っていた。

ある日の午後三時ごろ、コルネリウスは、神の天使が入って来て「コルネリウス」と呼びかけるのを、幻ではっきりと見た。

彼は天使を見つめていたが、怖くなって、「主よ、何でしょうか」と言った。

すると、天使は言った。

「あなたの祈りと施しは、神の前に届き、覚えられた。

今、ヤッファへ人を送って、ペトロと呼ばれるシモンを招きなさい。

その人は、皮なめし職人シモンという人の客になっている。

シモンの家は海岸にある。」

天使がこう話して立ち去ると、コルネリウスは二人の召し使いと、側近の部下で信仰心のあつい一人の兵士とを呼び、すべてのことを話してヤッファに送った。

翌日、この三人が旅をしてヤッファの町に近づいたころ、ペトロは祈るため屋上に上がった。

昼の十二時ごろである。

彼は空腹を覚え、何か食べたいと思った。

人々が食事の準備をしているうちに、ペトロは我を忘れたようになり、天が開き、大きな布のような入れ物が、四隅でつるされて、地上に下りてくるのを見た。

その中には、あらゆる獣、地を這うもの、空の鳥が入っていた。

そして、「ペトロよ、身を起こし、屠って食べなさい」と言う声がした。

しかし、ペトロは言った。

「主よ、とんでもないことです。

清くない物、汚れた物は何一つ食べたことがありません。」

すると、また声が聞こえてきた。

「神が清めた物を、清くないなどと、あなたは言ってはならない。」

こういうことが三度あり、その入れ物は急に天に引き上げられた。

ペトロが、今見た幻はいったい何だろうかと、ひとりで思案に暮れていると、コルネリウスから差し向けられた人々が、指紋の家を探し当てて門口に立ち、声をかけて、「ペトロと呼ばれるシモンという方が、ここに泊まっておられますか」と尋ねた。

ペトロがなおも幻について考え込んでいると、”霊”がこう言った。

「三人の者があなたを探しに来ている。

”立って下に行き、ためらわないで一緒に出発しなさい。わたしがあの者たちをよこしたのだ。」

ペトロは、その人々のところへ降りて行って、「あなたがたが探しているのは、このわたしです。どうして、ここへ来られたのですか」と言った。

すると、彼らは言った。

「百人隊長のコルネリウスは、正しい人で神を畏れ、すべてのユダヤ人に評判の良い人ですが、あなたを家に招いて話を聞くようにと、聖なる天使からお告げを受けたのです。」

それで、ペトロはその人たちを迎え入れ、泊まらせた。

翌日、ペトロはそこをたち、彼らと出かけた。

ヤッファの兄弟も何人か一緒に行った。

次の日、一行はカイサリアに到着した。

コルネリウスは親類や親しい友人を呼び集めて待っていた。

ペトロが来ると、コルネリウスは迎えに出て、足もとにひれ伏して拝んだ。

ペトロは彼を起こして言った。

「お立ちください。わたしもただの人間です。」

そして、話しながら家に入ってみると、大勢の人が集まっていたので、彼らに言った。

「あなたがたもご存じのとおり、ユダヤ人が外国人と交際したり、外国人を訪問したりすることは、律法で禁じられています。

けれども、神はわたしに、どんな人をも清くない者とか、汚れている者とか言ってはならないと、お示しになりました。

それで、お招きを受けたとき、すぐ来たのです。

お尋ねしますが、なぜ招いてくださったのですか。」

すると、コルネリウスが言った。

「四日前の今ごろのことです。

わたしが家で午後三時の祈りをしていますと、輝く服を着た人がわたしの前に立って、言うのです。

『コルネリウス、あなたの祈りは聞き入れられ、あなたの施しは神の前で覚えられた。

ヤッファに人を送って、ペトロと呼ばれるシモンを招きなさい。

その人は、海岸にある皮なめし職人シモンの家に泊まっている。』

それで、早速あなたのところに人を送ったのです。

よくおいでくださいました。

今わたしたちは皆、主があなたにお命じになったことを残らず聞こうとして、神の前にいるのです。」

主日礼拝2016/04/17

2016年4月17日(日)午前10時30分~

説教 「異邦人へ福音を告げる」
中村静郎牧師

聖書: 使徒言行録10章34節~48節

讃美歌(各讃美歌の番号をクリックするとパイプオルガンの奏楽が流れます。宝永教会では「讃美歌21」を使用しています。)

83(聖なるかな)
15(みことばにより)
505(歩ませてください)
510(主よ、終わりまで)
29(天のみ民も)

新約聖書(新共同訳)より
使徒言行録10章34節~48節

そこで、ペトロは口を開きこう言った。

「神は人を分け隔てなさらないことが、よく分かりました。

どんな国の人でも、神を畏れて正しいことを行う人は、神に受け入れられるのです。

神がイエス・キリストによって―――この方こそ、すべての人の主です―――平和を告げ知らせて、イスラエルの子らに送ってくださった御言葉を、あなたがたはご存じでしょう。

ヨハネが洗礼(バプテスマ)を宣べ伝えた後に、ガリラヤから始まってユダヤ全土に起きた出来事です。

つまり、ナザレのイエスのことです。

神は、聖霊と力によってこの方を油注がれた者となさいました。

イエスは、方々を巡り歩いて人々を助け、悪魔に苦しめられている人たちをすべていやされたのですが、それは、神が御一緒だったからです。

わたしたちは、イエスがユダヤ人の住む地方、特にエルサレムでなさったことすべての証人です。

人々はイエスを木にかけて殺してしまいましたが、神はこのイエスを三日目に復活させ、人々の前に現してくださいました。

しかし、それは民全体に対してではなく、前もって神に選ばれた証人、つまり、イエスが死者の中から復活した後、ご一緒に食事をしたわたしたちに対してです。

そしてイエスは、御自分が生きている者と死んだ者との審判者として神から定められた者であることを、民に宣べ伝え、力強く証しするようにと、わたしたちにお命じになりました。

また預言者も皆、イエスについて、この方を信じる者はだれでもその名によって罪の赦しが受けられる、と証ししています。」

ペトロがこれらのことをなおも話し続けていると、御言葉を聞いている一同の上に聖霊が降った。

割礼を受けている信者で、ペトロと一緒に来た人は皆、聖霊の賜物が異邦人の上にも注がれているのを見て、大いに驚いた。

異邦人が異言を話し、また神を賛美しているのを、聞いたからである。

そこでペトロは、「わたしたちと同様に聖霊を受けたこの人たちが、水で洗礼(バプテスマ)を受けるのを、いったいだれが妨げることができますか」と言った。

そして、イエス・キリストの名によって洗礼(バプテスマ)を受けるようにと、その人たちに命じた。

それから、コルネリウスたちは、ペトロになお数日滞在するようにと願った。

主日礼拝2016/04/24

2016年4月24日(日)午前10時30分~

説教 「聖霊が異邦人に降りる」
中村静郎牧師

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聖書: 使徒言行録11章1節~18節

讃美歌(各讃美歌の番号をクリックするとパイプオルガンの奏楽が流れます。宝永教会では「讃美歌21」を使用しています。)

83(聖なるかな)
16(われらの主こそは)
276(あかつきの空の美しい星よ)
343(聖霊よ、降りて)
29(天のみ民も)

新約聖書(新共同訳)より
使徒言行録11章1節~18節

さて、使徒たちとユダヤにいる兄弟たちは、異邦人も神の言葉を受け入れたことを耳にした。

ペトロがエルサレムに上って来たとき、割礼を受けている者たちは彼を非難して、「あなたは割礼を受けていない者たちのところへ行き、一緒に食事をした」と言った。

そこで、ペトロは事の次第を順序正しく説明し始めた。

「わたしがヤッファの町にいて祈っていると、我を忘れたようになって幻を見ました。

大きな布のような入れ物が、四隅でつるされて、天からわたしのところまで下りて来たのです。

その中をよく見ると、地上の獣、野獣、這うもの、空の鳥などが入っていました。

そして、『ペトロよ、身を起こし、屠って食べなさい』と言う声を聞きましたが、わたしは言いました。

『主よ、とんでもないことです。清くない物、汚れた物は口にしたことがありません。』

すると、『神が清めた物を、清くないなどと、あなたは言ってはならない』と、再び天から声が返って来ました。

こういうことが三度あって、また全部の物が天に引き上げられてしまいました。

そのとき、カイサリアからわたしのところに差し向けられた三人の人が、わたしたちのいた家に到着しました。

すると、”霊”がわたしに、『ためらわないで一緒に行きなさい』と言われました。

ここにいる六人の兄弟も一緒に来て、わたしたちはその人の家に入ったのです。

彼は、自分の家に天使が立っているのを見たこと、また、その天使が、こう告げたことを話してくれました。

『ヤッファに人を送って、ペトロと呼ばれるシモンを招きなさい。あなたと家族の者すべてを救う言葉をあなたに話してくれる。』

わたしが話しだすと、聖霊が最初わたしたちの上に降ったように、彼らの上にも降ったのです。

そのとき、わたしは、『ヨハネは水で洗礼(バプテスマ)を授けたが、あなたがたは聖霊によって洗礼(バプテスマ)を受ける』と言っておられた主の言葉を思い出しました。

こうして、主イエス・キリストを信じるようになったわたしたちに与えてくださったのと同じ賜物を、神が彼らにもお与えになったのなら、わたしのような者が、神がそうなさるのをどうして妨げることができたでしょうか。」

この言葉を聞いて人々は静まり、「それでは、神は異邦人をも悔い改めさせ、命を与えてくださったのだ」と言って、神を賛美した。