主日礼拝 ― 2016/08/07
説教:「聖書は何を語るか」
中村静郎牧師
聖書: 使徒言行録17章1~15節
讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください)
83(聖なるかな)
8(心の底より)
152(みめぐみふかき主に)
536(み恵みを受けた今は)
513(主は命を)
29(天のみ民も)
新約聖書(新共同訳)より
聖書: 使徒言行録17章1~15節
パウロとシラスは、アンフィポリスとアポロニアを経てテサロニケに着いた。
ここにはユダヤ人の会堂があった。
パウロはいつものように、ユダヤ人の集まっているところへ入って行き、三回の安息日にわたって聖書を引用して論じ合い、「メシアは必ず苦しみを受け、死者の中から復活することになっていた」と、また、「このメシアはわたしが伝えているイエスである」と説明し、論証した。
それで、彼らのうちのある者は信じて、パウロとシラスに従った。
神をあがめる多くのギリシア人や、かなりの数のおもだった婦人たちも同じように二人に従った。
しかし、ユダヤ人たちはそれをねたみ、広場にたむろしているならず者を何人か抱き込んで暴動を起こし、町を混乱させ、ヤソンの家を襲い、二人を民衆の前に引き出そうとして捜した。
しかし、二人が見つからなかったので、ヤソンと数人の兄弟を町の当局者たちのところへ引き立てて行って、大声で言った。
「世界中を騒がせてきた連中が、ここにも来ています。
ヤソンは彼らをかくまっているのです。
彼らは皇帝の勅令に背いて、『イエスという別の王がいる』と言っています。」
これを聞いた群衆と町の当局者たちは動揺した。
当局者たちは、ヤソンやほかの者たちから保証金を取ったうえで彼らを釈放した。
兄弟たちは、直ちに夜のうちにパウロとシラスをべレアへ送り出した。
二人はそこへ到着すると、ユダヤ人の会堂に入った。
ここのユダヤ人たちは、テサロニケのユダヤ人よりも素直で、非常に熱心に御言葉を受け入れ、そのとおりかどうか、毎日、聖書を調べていた。
そこで、そのうちの多くの人が信じ、ギリシア人の上流婦人や男たちも少なからず信仰に入った。
ところが、テサロニケのユダヤ人たちは、ベレアでもパウロによって神の言葉が宣べ伝えられていることを知ると、そこへも押しかけて来て、群衆を扇動し騒がせた。
それで、兄弟たちは直ちにパウロを送り出して、海岸の地方へ行かせたが、シラスとテモテはベレアに残った。
パウロに付き添った人々は、彼をアテネまで連れて行った。
そしてできるだけ早く来るようにという、シラスとテモテに対するパウロの指示を受けて帰って行った。
主日礼拝 ― 2016/08/14
説教:「神を知る」 中村静郎牧師
聖書: 使徒言行録17章16~34節
讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください)
83(聖なるかな)
9(わが身にたまいし)
141(主よ、わが助けよ)
401(しもべらよ、み声きけ)
29(天のみ民も)
新約聖書(新共同訳)より
聖書: 使徒言行録17章16~34節
パウロはアテネで二人を待っている間に、この町の至るところに偶像があるのを見て憤慨した。
それで、会堂ではユダヤ人や神をあがめる人々と論じ、また、広場では居合わせた人々と毎日論じ合っていた。
また、エピクロス派やストア派の幾人かの哲学者もパウロと討論したが、その中には、「このおしゃべりは、何を言いたいのだろうか」と言う者もいれば、「彼は外国の神々の宣伝をする者らしい」と言う者もいた。
パウロが、イエスと復活について福音を告げ知らせていたからである。
そこで、彼らはパウロをアレオパゴスに連れていき、こう言った。
「あなたが説いているこの新しい教えがどんなものか、知らせてもらえないか。
奇妙なことをわたしたちに聞かせているが、それがどんな意味なのか知りたいのだ。」
すべてのアテネ人やそこに在留する外国人は、何か新しいことを話したり聞いたりすることだけで、時を過ごしていたのである。
パウロは、アレオパゴスの真ん中に立って言った。
「アテネの皆さん、あらゆる点においてあなたがたが信仰のあつい方であることを、わたしは認めます。」
道を歩きながら、あなたがたが拝むいろいろなものを見ていると、『知られざる神に』と刻まれている祭壇さえ見つけたからです。
それで、あなたがたが知らずに拝んでいるもの、それをわたしはお知らせしましょう。
世界とその中の万物とを造られた神が、その方です。
この神は天地の主ですから、手で造った神殿などにはお住みになりません。
また、何か足りないことでもあるかのように、人の手によって仕えてもらう必要もありません。
すべての人に命と息と、その他すべてのものを与えてくださるのは、この神だからです。
神は、一人の人からすべての民族を造り出して、地上の至るところに住まわせ、季節を決め、彼らの居住地に境界をお決めになりました。
これは、人に神を求めさせるためであり、また、彼らが探し求めさえすれば、神を見いだすことができるようにということなのです。
実際、神はわたしたち一人一人から遠く離れてはおられません。
皆さんのうちのある詩人たちも、『我らは神の中に生き、動き、存在する』
『我らもその子孫である』と、言っているとおりです。
わたしたちは神の子孫なのですから、神である方を、人間の技や考えで造った金、銀、石などの像と同じものと考えてはなりません。
さて、神はこのような無知な時代を、大目に見てくださいましたが、今はどこにいる人でも皆悔い改めるようにと、命じておられます。
それは、先にお選びになった一人の方によって、この世を正しく裁く日をお決めになったからです。
神はこの方を死者の中から復活させて、すべての人にそのことの確証をお与えになったのです。」
死者の復活ということを聞くと、ある者はあざ笑い、ある者は「それについては、いずれまた聞かせてもらうことにしよう」と言った。
それで、パウロはその場を立ち去った。
しかし、彼について行って信仰に入った者も、何人かいた。
その中にはアレオパゴスの議員ディオニシオ、またダマリスという婦人やその他の人々もいた。
主日礼拝 ― 2016/08/21
説教:「わたしはあなたと共にいる」 中村静郎牧師
聖書: 使徒言行録18章1~11節
讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください)
83(聖なるかな)
10(今こそ人みな)
149(わがたまたたえよ)
357(力に満ちたる)
29(天のみ民も)
新約聖書(新共同訳)より
聖書: 使徒言行録18章1~11節
その後、パウロはアテネを去ってコリントへ行った。
ここで、ボントス州出身のアキラというユダヤ人とその妻プリスキラに出会った。
クラウディウス帝が全ユダヤ人をローマから退去させるようにと命令したので、最近イタリアから来たのである。
パウロはこの二人を訪ね、職業が同じであったので、彼らの家に住み込んで、一緒に仕事をした。
その職業はテント造りであった。
パウロは安息日ごとに会堂で論じ、ユダヤ人やギリシア人の説得に努めていた。
シラスとテモテがマケドニア州からやって来ると、パウロは御言葉を語ることに専念し、ユダヤ人に対してメシアはイエスであると力強く証しした。
しかし、彼らが反抗し、口汚くののしったので、パウロは服の塵を振り払って言った。
「あなたたちの血は、あなたたちの頭に降りかかれ。わたしには責任がない。今後、わたしは異邦人の方へ行く。」
パウロはそこを去り、神をあがめるティティオ・ユストという人の家に移った。
彼の家は会堂の隣にあった。
会堂長のクリスポは、一家をあげて主を信じるようになった。
また、コリントの多くの人々も、パウロの言葉を聞いて信じ、洗礼(バプテスマ)を受けた。
ある夜のこと、主は幻の中でパウロにこう言われた。
「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。わたしがあなたと共にいる。だから、あなたを襲って危害を加える者はない。この町には、わたしの民が大勢いるからだ。」
パウロは一年六か月の間ここにとどまって、人々に神の言葉を教えた。
主日礼拝 ― 2016/08/28
説教:「神の御心」
中村静郎牧師
説教音声(約46分)冒頭少し切れています
聖書: 使徒言行録18章12~23節
讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください)
83(聖なるかな)
11(感謝にみちて)
206(七日の旅路)
517(神の民よ)
29(天のみ民も)
毎月第4週の礼拝後は、20分ほどクワイアチャイムの練習を行う予定です。
初めての方も大歓迎!
ぜひご参加ください。
新約聖書(新共同訳)より
聖書: 使徒言行録18章12~23節
ガリオンがアカイア州の地方総督であったときのことである。
ユダヤ人たちが一団となってパウロを襲い、法廷に引き立てて行って、「この男は、律法に違反するようなしかたで神をあがめるようにと、人々を唆しております」と言った。
パウロが話し始めようとしたとき、ガリオンはユダヤ人に向かって言った。
「ユダヤ人諸君、これが不正な行為とか悪質な犯罪とかであるならば、当然職員の訴えを受理するが、問題が教えとか名称とか諸君の律法に関するものならば、自分たちで解決するがよい。
わたしは、そんなことの審判者になるつもりはない。」
そして、彼らを法廷から追い出した。
すると、群衆は会堂長のソステネを捕まえて、法廷の前で殴りつけた。
しかし、ガリオンはそれに全く心を留めなかった。
パウロは、なおしばらくの間ここに滞在したが、やがて兄弟たちに別れを告げて、船でシリア州へ旅立った。
プリスキラとアキラも同行した。
パウロは誓願を立てていたので、ケンクレアイで髪を切った。
一行がエフェソに到着したとき、パウロは二人をそこに残して自分だけ会堂に入り、ユダヤ人と論じ合った。
人々はもうしばらく滞在するように願ったが、パウロはそれを断り、「神の御心ならば、また戻って来ます」と言って別れを告げ、エフェソから船出した。
カイサリアに到着して、教会に挨拶をするためにエルサレムへ上り、アンティオキアに下った。
パウロはしばらくここで過ごした後、また旅に出て、ガラテヤやフリギアの地方を次々に巡回し、すべての弟子たちを力づけた。