主日礼拝2016/09/04

2016年9月4日(日)午前10時30分~

説教:「アポロの宣教」
中村静郎牧師

説教音声(約56分)


聖書: 使徒言行録18章24~19章10節

讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください)

83(聖なるかな)
12(とうときわが神よ)
505(歩ませてください)
403(聞けよ、愛と真理の)
513(主は命を)
29(天のみ民も)

毎月第一主日には聖餐式を行います。

新約聖書(新共同訳)より
聖書: 使徒言行録18章24~19章10節

さて、アレクサンドリア生まれのユダヤ人で、聖書に詳しいアポロという雄弁家が、エフェソに来た。

彼は主の道を受け入れており、イエスのことについて熱心に語り、正確に教えていたが、ヨハネの洗礼(バプテスマ)しか知らなかった。

このアポロが会堂で大胆に教え始めた。

これを聞いたプリスキラとアキラは、彼を招いて、もっと正確に神の道を説明した。

それから、アポロがアカイア州に渡ることを望んでいたので、兄弟たちはアポロを励まし、かの地の弟子たちに彼を歓迎してくれるようにと手紙を書いた。

アポロはそこへ着くと、既に恵みによって信じていた人々を大いに助けた。

彼が聖書に基づいて、メシアはイエスであると公然と立証し、激しい語調でユダヤ人たちを説き伏せたからである。

アポロがコリントにいたときのことである。

パウロは、内陸の地方を通ってエフェソに下って来て、何人かの弟子に出会い、彼らに、「信仰に入ったとき、聖霊を受けましたか」と言うと、彼らは、「いいえ、聖霊があるかどうか、聞いたこともありません」と言った。

パウロが、「それなら、どんな洗礼(バプテスマ)を受けたのですか」と言うと、「ヨハネの洗礼(バプテスマ)です」と言った。

そこで、パウロは言った。

「ヨハネは、自分の後から来る方、つまりイエスを信じるようにと、民に告げて、悔い改めの洗礼(バプテスマ)を授けたのです。」

人々はこれを聞いて主イエスの名によって洗礼(バプテスマ)を受けた。

パウロが彼らの上に手を置くと、聖霊が降り、その人たちは異言を話したり、預言をしたりした。

この人たちは、皆で十二人ほどであった。

パウロは会堂に入って、三か月間、神の国のことについて大胆に論じ、人々を説得しようとした。

しかしある者たちが、かたくなで信じようとはせず、会衆の前でこの道を非難したので、パウロは彼から離れ、弟子たちをも退かせ、ティラノという人の講堂で毎日論じていた。

このようなことが二年も続いたので、アジア州に住む者は、ユダヤ人であれギリシア人であれ、だれもが主の言葉を聞くことになった。

主日礼拝2016/09/11

2016年9月11日(日)午前10時30分~

説教:「力を増した主の言葉」
中村静郎牧師

聖書: 使徒言行録19章11~20節

讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください)

83(聖なるかな)
13(みつかいとともに)
430(とびらの外に)
463(わが行くみち)
29(天のみ民も)

新約聖書(新共同訳)より
聖書: 使徒言行録19章11~20節

神は、パウロの手を通して目覚ましい奇跡を行われた。

彼が身につけていた手ぬぐいや前掛けを持って行って病人に当てると、病気はいやされ、悪霊どもも出て行くほどであった。

ところが、各地を巡り歩くユダヤ人の祈祷師たちの中にも、悪霊どもに取りつかれている人々に向かい、試みに、主イエスの名を唱えて、「パウロが宣べ伝えているイエスによって、お前たちに命じる」と言う者があった。

ユダヤ人の祭司長スケワという者の七人の息子たちがこんなことをしていた。

悪霊は彼らに言い返した。

「イエスのことは知っている。パウロのこともよく知っている。だが、いったいお前たちは何者だ。」

そして、悪霊に取りつかれている男が、この祈祷師たちに飛びかかって押さえつけ、ひどい目に遭わせたので、彼らは裸にされ、傷つけられて、その家から逃げ出した。

このことがエフェソに住むユダヤ人やギリシア人すべてに知れ渡ったので、人々は皆恐れを抱き、主イエスの名は大いにあがめられるようになった。

信仰に入った大勢の人が来て、自分たちの悪行をはっきり告白した。

また、魔術を行っていた多くの者も、その書物を持って来て、皆の前で焼き捨てた。

その値段を見積もってみると、銀貨五万枚にもなった。

このようにして、主の言葉はますます勢いよく広まり、力を増していった。

主日礼拝2016/09/18

2016年9月18日(日)午前10時30分~

説教:「手で造ったものは 神ではない」
中村静郎牧師

聖書: 使徒言行録19章21~40節

讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください)

83(聖なるかな)
14(たたえよ、王なるわれらの神を)
151(主をほめたたえよ)
492(み神をたたえる心こそは)
29(天のみ民も)

新約聖書(新共同訳)より
聖書: 使徒言行録19章21~40節

このようなことがあった後、パウロは、マケドニア州とアカイア州を通りエルサレムに行こうと決心し、「わたしはそこへ行った後、ローマも見なくてはならない」と言った。

そして、自分に仕えている者の中から、テモテとエラストの二人をマケドニア州に送り出し、彼自身はしばらくアジア州にとどまっていた。

そのころ、この道のことでただならぬ騒動が起こった。

そのいきさつは次のとおりである。

デメトリオという銀細工師が、アルテミスの神殿の模型を銀で造り、職人たちにかなり利益を得させていた。

彼は、この職人たちや同じような仕事をしている者たちを集めて言った。

「諸君、御承知のように、この仕事のお陰で、我々はもうけているのだが、諸君が見聞きしているとおり、あのパウロは『手で造ったものなどは神ではない』と言って、エフェソばかりでなくアジア州のほとんど全地域で、多くの人を説き伏せ、たぶらかしている。

これでは、我々の仕事の評判が悪くなってしまうおそれがあるばかりでなく、偉大な女神アルテミスの神殿もないがしろにされ、アジア州全体、全世界があがめるこの女神の御威光さえも失われてしまうだろう。」

これを聞いた人々はひどく腹を立て、「エフェソ人のアルテミスは偉い方」と叫びだした。

そして、町中が混乱してしまった。

彼らは、パウロの同行者であるマケドニア人ガイオとアリスタルコを捕らえ、一団となって野外劇場になだれ込んだ。

パウロは群衆の中へ入っていこうとしたが、弟子たちはそうさせなかった。

他方、パウロの友人でアジア州の祭儀をつかさどる高官たちも、パウロに使いをやって、劇場に入らないようにと頼んだ。

さて、群衆はあれやこれやとわめき立てた。

集会は混乱するだけで、大多数の者は何のために集まったのかさえ分からなかった。

そのとき、ユダヤ人が前へ押し出したアレクサンドロという男に、群衆の中のある者たちが話すように促したので、彼は手で制し、群衆に向かって弁明しようとした。

しかし、彼がユダヤ人であると知った群衆は一斉に、「エフェソ人のアルテミスは偉い方」と二時間ほども叫び続けた。

そこで、町の書記官が群衆をなだめて言った。

「エフェソの諸君、エフェソの町が、偉大なアルテミスの神殿と天から降って来た御神体との守り役であることを、知らない者はないのだ。

これを否定することはできないのだから、静かにしなさい。

決して無謀なことをしてはならない。

諸君がここへ連れて来た者たちは、神殿を荒らしたのでも、我々の女神を冒瀆したのでもない。

デメトリオと仲間の職人が、だれかを訴え出たいのなら、決められた日に法廷は開かれるし、地方総督もいることだから、相手を訴え出なさい。

それ以外のことで更に要求があるなら、正式な会議で解決してもらうべきである。

本日のこの事態に関して、我々は暴動の罪に問われるおそれがある。

この無秩序な集会のことで、何一つ弁解する理由はないからだ。」

こう言って、書記官は集会を解散させた。

主日礼拝2016/09/25

2016年9月25日(日)午前10時30分~

説教:「トロアスでの出来事」
中村静郎牧師
説教音声(約50分)

聖書: 使徒言行録20章1~12節

讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください)

83(聖なるかな)
15(みことばにより)
160(深き悩みより)
528(あなたの道を)
29(天のみ民も)

新約聖書(新共同訳)より
聖書: 使徒言行録20章1~12節

この騒動が収まった後、パウロは弟子たちを呼び集めて励まし、別れを告げてからマケドニア州へと出発した。

そして、この地方を巡り歩き、言葉を尽くして人々を励ましながら、ギリシアに来て、そこで三か月を過ごした。

パウロは、シリア州に向かって船出しようとしていたとき、彼に対するユダヤ人の陰謀があったので、マケドニア州を通って帰ることにした。

同行した者は、ピロの子でべレア出身のソパトロ、テサロニケのアリスタルコとセクンド、デルベのガイオ、テモテ、それにアジア州出身のティキコとトロフィモであった。

この人たちは、先に出発してトロアスでわたしたちを待っていたが、わたしたちは、除酵祭の後フィリピから船出し、いつかでトロアスに来て彼らと落合い、七日間そこに滞在した。

週の初めの日、わたしたちがパンを裂くために集まっていると、パウロは翌日出発する予定で人々に話をしたが、その話は夜中まで続いた。

わたしたちが集まっていた階上の部屋には、たくさんのともし火がついていた。

エウティコという青年が、窓に腰を掛けていたが、パウロの話が長々と続いたので、ひどく眠気を催し、眠りこけて三階から下に落ちてしまった。

起こしてみると、もう死んでいたた。

パウロは降りて行き、彼の上にかがみ込み、抱きかかえて言った。

「騒ぐな。まだ生きている。」

そして、また上に行って、パンを裂いて食べ、夜明けまで長い間話し続けてから出発した。

人々は生き返った青年を連れて帰り、大いに慰められた。