主日礼拝2016/10/16

2016年10月16日(日)午前10時30分~

説教;「パウロの覚悟」
中村静郎牧師


聖書: 使徒言行録21章1~16節

讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください。)
83(聖なるかな)
18(「心を高くあげよ!」)
504(主よ、み手もて)
510(主よ、終わりまで)
29(天のみ民も)

新約聖書(新共同訳)より
聖書: 使徒言行録21章1~16節

わたしたちは人々に別れを告げて船出し、コス島に直航した。

翌日ロドス島に着き、そこからパタラに渡り、フェニキアに行く船を見つけたので、それに乗って出発した。

やがてキプロス島が見えてきたが、それを左にして通り過ぎ、シリア州に向かって船旅を続けてティルスの港に着いた。

ここで船は、荷物を陸揚げすることになっていたのである。

わたしたちは弟子たちを探し出して、そこに七日間泊まった。

彼らは”霊”に動かされ、エルサレムへ行かないようにと、パウロに繰り返して言った。

しかし、滞在期間が過ぎたとき、わたしたちはそこを去って旅を続けることにした。

彼らは皆、妻や子供を連れて、町外れまで見送りに来てくれた。

そして、共に浜辺にひざまずいて祈り、互いに別れの挨拶を交わし、わたしたちは船に乗り込み、彼らは自分の家に戻って行った。

わたしたちは、ティルスから航海を続けてプトレマイスに着き、兄弟たちに挨拶して、彼らのところで一日を過ごした。

翌日そこをたってカイサリアに赴き、例の七人の一人である福音宣教者フィリポの家に行き、そこに泊まった。

この人には預言をする四人の未婚の娘がいた。

幾日か滞在していたとき、ユダヤからアガボという預言する者が下って来た。

そして、わたしたちのところに来て、パウロの帯を取り、それで自分の手足を縛って言った。

「聖霊がこうお告げになっている。『エルサレムでユダヤ人は、この帯の持ち主をこのように縛って異邦人の手に引き渡す。』」

わたしたちはこれを聞き、土地の人と一緒になって、エルサレムへは上らないようにと、パウロにしきりに頼んだ。

そのとき、パウロは答えた。

「泣いたり、わたしの心をくじいたり、いったいこれはどういうことですか。

主イエスの名のためならば、エルサレムで縛られることばかりか死ぬことさえも、わたしは覚悟しているのです。」

パウロがわたしたちの勧めを聞き入れようとしないので、わたしたちは「主の御心が行われますように」と言って、口をつぐんだ。

数日たって、わたしたちは旅の準備をしてエルサレムに上った。

カイサリアの弟子たちも数人同行して、わたしたちがムナソンという人の家に泊まれるように案内してくれた。

ムナソンは、キプロス島の出身で、ずっと以前から弟子であった。