主日礼拝2016/11/13

2016年11月13日(日)午前10時30分~

説教;「神の御計画」
中村静郎牧師
 

聖書:  使徒言行録23章12〜35節

讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください。)
83(聖なるかな)
22(深き悩みより)
535(正義の主イェスに)
411(うたがい迷いの)
29(天のみ民も)

 

新約聖書(新共同訳)より
聖書: 使徒言行録23章12〜35節

夜が明けると、ユダヤ人たちは陰謀をたくらみ、パウロを殺すまでは飲み食いしないという誓いを立てた。

このたくらみに加わった者は、四十人以上もいた。

彼らは、祭司長たちや長老たちのところへ行って、こう言った。

「わたしたちは、パウロを殺すまでは何も食べないと、固く誓いました。

ですから今、パウロについてもっと詳しく調べるという口実を設けて、彼をあなたがたのところへ連れて来るように、最高法院と組んで千人隊長に願い出てください。

わたしたちは、彼がここへ来る前に殺してしまう手はずを整えています。」

しかし、この陰謀をパウロの姉妹の子が聞き込み、兵営の中に入って来て、パウロに知らせた。

それで、パウロは百人隊長の一人を呼んで言った。

「この若者を千人隊長のところへ連れて行ってください。

何か知らせることがあるそうです。」

そこで百人隊長は、若者を千人隊長のもとに連れて行き、こう言った。

「囚人パウロがわたしを呼んで、この若者をこちらに連れて来るようにと頼みました。

何か話したいことがあるそうです。」

千人隊長は、若者の手を取って人のいない所へ行き、「知らせたいこととは何か」と尋ねた。

若者は言った。

「ユダヤ人たちは、パウロのことをもっと詳しく調べるという口実で、明日パウロを最高法院に連れて来るようにと、あなたに願い出ることに決めています。

どうか、彼らの言いなりにならないでください。

彼らのうち四十人以上が、パウロを殺すまでは飲み食いしないと誓い、陰謀をたくらんでいるのです。

そして、今その手はずを整えて、御承諾を待っているのです。」

そこで千人隊長は、「このことをわたしに知らせたとは、だれにも言うな」と命じて、若者を帰した。

千人隊長は百人隊長二人を呼び、「今夜九時カイサリアへ出発できるように、歩兵二百名、騎兵七十名、補助兵二百名を準備せよ」と言った。

また、馬を用意し、パウロを乗せて、総督フェリクスのもとへ無事に護送するように命じ、次のような内容の手紙を書いた。

「クラウディウス・リシアが総督フェリクス閣下に御挨拶申し上げます。

この者がユダヤ人に捕らえられ、殺されようとしていたのを、わたしは兵士たちを率いて救い出しました。

ローマ帝国の市民権を持つ者であることが分かったからです。

そして、告発されている理由を知ろうとして、最高法院に連行しました。

ところが、彼が告発されているのは、ユダヤ人の律法に関する問題であって、死刑や投獄に相当する理由はないことが分かりました。

しかし、この者に対する陰謀があるという報告を受けましたので、直ちに閣下のもとに護送いたします。

告発人たちには、この者に関する件を閣下に訴え出るようにと、命じておきました。」

さて、歩兵たちは、命令どおりにパウロを引き取って、夜のうちにアンティパトリスまで連れて行き、翌日、騎兵たちに護送を任せて兵営へ戻った。

騎兵たちはカイサリアに到着すると、手紙を総督に届け、パウロを引き渡した。

総督は手紙を読んでから、パウロがどの州の出身であるかを尋ね、キリキア州の出身だと分かると、「お前を告発する者たちが到着してから、尋問することにする」と言った。

そして、ヘロデの官邸にパウロを留置しておくように命じた。