主日礼拝 ― 2016/09/25
説教:「トロアスでの出来事」
中村静郎牧師
説教音声(約50分)
聖書: 使徒言行録20章1~12節
讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください)
83(聖なるかな)
15(みことばにより)
160(深き悩みより)
528(あなたの道を)
29(天のみ民も)
新約聖書(新共同訳)より
聖書: 使徒言行録20章1~12節
この騒動が収まった後、パウロは弟子たちを呼び集めて励まし、別れを告げてからマケドニア州へと出発した。
そして、この地方を巡り歩き、言葉を尽くして人々を励ましながら、ギリシアに来て、そこで三か月を過ごした。
パウロは、シリア州に向かって船出しようとしていたとき、彼に対するユダヤ人の陰謀があったので、マケドニア州を通って帰ることにした。
同行した者は、ピロの子でべレア出身のソパトロ、テサロニケのアリスタルコとセクンド、デルベのガイオ、テモテ、それにアジア州出身のティキコとトロフィモであった。
この人たちは、先に出発してトロアスでわたしたちを待っていたが、わたしたちは、除酵祭の後フィリピから船出し、いつかでトロアスに来て彼らと落合い、七日間そこに滞在した。
週の初めの日、わたしたちがパンを裂くために集まっていると、パウロは翌日出発する予定で人々に話をしたが、その話は夜中まで続いた。
わたしたちが集まっていた階上の部屋には、たくさんのともし火がついていた。
エウティコという青年が、窓に腰を掛けていたが、パウロの話が長々と続いたので、ひどく眠気を催し、眠りこけて三階から下に落ちてしまった。
起こしてみると、もう死んでいたた。
パウロは降りて行き、彼の上にかがみ込み、抱きかかえて言った。
「騒ぐな。まだ生きている。」
そして、また上に行って、パンを裂いて食べ、夜明けまで長い間話し続けてから出発した。
人々は生き返った青年を連れて帰り、大いに慰められた。