宗教改革記念日 主日礼拝2016/10/30

2016年10月30日(日)午前10時30分~

説教;「パウロの回心」
中村静郎牧師

説教音声(約49分)


聖書:  使徒言行録21章37〜22章21節

讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください。)

83(聖なるかな)
20(主に向かってよろこび歌おう)
377(神はわが砦)
378(栄光は主にあれ)
513(主は命を)
29(天のみ民も)

 

新約聖書(新共同訳)より
聖書: 使徒言行録21章37〜22章21節

パウロは兵営の中に連れて行かれそうになったとき、「ひと言お話ししてもよいでしょうか」と千人隊長に言った。

すると、千人隊長が尋ねた。

「ギリシア語が話せるのか。

それならお前は、最近反乱を起こし、四千人の暗殺者を引き連れて荒れ野へ行った、あのエジプト人ではないのか。」

パウロは言った。

「わたしは確かにユダヤ人です。

キリキア州のれっきとした町、タルソスの市民です。

どうか、この人たちに話をさせてください。」

千人隊長が許可したので、パウロは階段の上に立ち、民衆を手で制した。

すっかり静かになったとき、パウロはヘブライ語で話し始めた。


「兄弟であり父である皆さん、これから申し上げる弁明を聞いてください。」

パウロがヘブライ語で話すのを聞いて、人々はますます静かになった。

パウロは言った。

「わたしは、キリキア州のタルソスで生まれたユダヤ人です。

そして、この都で育ち、ガマリエルのもとで先祖の律法について厳しい教育を受け、今日の皆さんと同じように、熱心に神に仕えていました。

わたしはこの道を迫害し、男女を問わず縛り上げて獄に投じ、殺すことさえしたのです。

このことについては、大祭司も長老会全体も、わたしのために証言してくれます。

実は、この人たちからダマスコにいる同志にあてた手紙までもらい、その地にいる者たちを縛り上げ、エルサレムへ連行して処罰するために出かけて行ったのです。」

「旅を続けてダマスコに近づいたときのこと、真昼ごろ、突然、天から強い光がわたしの周りを照らしました。

わたしは地面に倒れ、『サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか』と言う声を聞いたのです。

『主よ、あなたはどなたですか』と尋ねると、『わたしは、あなたが迫害しているナザレのイエスである』と答えがありました。

一緒にいた人々は、その光は見たのですが、わたしに話しかけた方の声は聞きませんでした。

『主よ、どうしたらよいでしょうか』と申しますと、主は『立ち上がってダマスコへ行け。しなければならないことは、すべてそこで知らされる』と言われました。

わたしは、その光の輝きのために目が見えなくなっていましたので、一緒にいた人たちに手を引かれてダマスコに入りました。

ダマスコにはアナニアという人がいました。

律法に従って生活する信仰深い人で、そこに住んでいるすべてのユダヤ人の中で評判の良い人でした。

この人がわたしのところに来て、そばに立ってこう言いました。

『兄弟サウル、元どおり見えるようになりなさい。』

するとそのとき、わたしはその人が見えるようになったのです。

アナニアは言いました。

『わたしたちの先祖の神が、あなたをお選びになった。

それは、御心を悟らせ、あの正しい方に会わせて、その口からの声を聞かせるためです。

あなたは、見聞きしたことについて、すべての人に対してその方の証人となる者だからです。

今、何をためらっているのです。

立ち上がりなさい。

その方の名を唱え、洗礼(バプテスマ)を受けて罪を洗い清めなさい。』」

「さて、わたしはエルサレムに帰って来て、神殿で祈っていたとき、我を忘れた状態になり、主にお会いしたのです。

主は言われました。

『急げ。すぐエルサレムから出て行け。

わたしについてあなたが証しすることを、人々が受け入れないからである。』

わたしは申しました。

『主よ、わたしが会堂から会堂へと回って、あなたを信じる者を投獄したり、鞭で打ちたたいたりしていたことを、この人々は知っています。

また、あなたの承認ステファノの血が流されたとき、わたしもその場にいてそれに賛成し、彼を殺す者たちの上着の番もしたのです。』

すると、主は言われました。

『行け。わたしがあなたを遠く異邦人のために遣わすのだ。』」

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