主日礼拝2016/07/31

2016年7月31日(日)午前10時30分~

説教:「パウロたち、迫害される」
中村静郎牧師

説教音声(約52分)


聖書 使徒言行録16章16-40節

讃美歌21(クリックすると宝永教会のパイプオルガンで演奏された奏楽音声が流れます。事前練習にお役立てください)

83(聖なるかな)
6(つくりぬしを賛美します)
411(うたがい迷いの)
412(昔、主イェスの)
29(天のみ民も)

新約聖書(新共同訳)より
聖書 使徒言行録16章16-40節

わたしたちは、祈りの場所に行く途中、占いの霊に取りつかれている女奴隷に出会った。

この女は、占いをして主人たちに多くの利益を得させていた。

彼女は、パウロやわたしたちの後ろについて来てこう叫ぶのであった。

「この人たちは、いと高き神の僕で、皆さんに救いの道を宣べ伝えているのです。」

彼女がこんなことを幾日も繰り返すので、パウロはたまりかねて振り向き、その霊に言った。

「イエス・キリストの名によって命じる。この女から出て行け。」

すると即座に、霊が彼女から出て行った。

ところが、この女の主人たちは、金もうけの望みがなくなってしまったことを知り、パウロとシラスを捕らえ、役人に引き渡すために広場へ引き立てて行った。

そして、二人を高官たちに引き渡してこう言った。

「この者たちは、ユダヤ人で、わたしたちの町を混乱させております。

ローマ帝国の市民であるわたしたちが受け入れることも、実行することも許されない風習を宣伝しております。」

群衆も一緒になって二人を攻め立てたので、交換たちは二人の衣服をはぎ取り、「鞭で打て」と命じた。

そして、何度も鞭で打ってから二人を牢に投げ込み、看守に厳重に見張るように命じた。

この命令を受けた看守は、二人をいちばん奥の牢に入れて、足には木の足枷をはめておいた。

真夜中ごろ、パウロとシラスが讃美の歌をうたって神に祈っていると、ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた。

突然、大地震が起こり、牢の土台が揺れ動いた。

たちまち牢の戸が皆開き、すべての囚人の鎖も外れてしまった。

目を覚ました看守は、牢の戸が開いているのを見て、囚人たちが逃げてしまったと思い込み、剣を抜いて自殺しようとした。

パウロは大声で叫んだ。「自害してはいけない。わたしたちは皆ここにいる。」

看守は、明かりを持ってこさせて牢の中に飛び込み、パウロとシラスの前に震えながらひれ伏し、二人を外へ連れ出して行った。

「先生方、救われるためにはどうすべきでしょうか。」

二人は言った。

「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」

そして、看守とその家の人たち全部に主の言葉を語った。

まだ真夜中であったが、看守は二人を連れて行って一傷を洗ってやり、自分も家族の者も皆すぐに洗礼(バプテスマ)を受けた。

この後、二人を自分の家に案内して食事を出し、神を信じる者になったことを家族ともども喜んだ。

朝になると、高官たちは下役たちを差し向けて、「あの者どもを釈放せよ」と言わせた。

それで、看守はパウロにこの言葉を伝えた。

「高官たちが、あなたがたを釈放するようにと、行ってよこしました。さあ、牢からでて、安心して行きなさい。」

ところが、パウロは下役たちに言った。

「高官たちは、ローマ帝国の市民権を持つわたしたちを、裁判にもかけずに公衆の面前で鞭打ってから投獄したのに、今ひそかに釈放しようとするのか。

いや、それはいけない。

高官たちが自分でここへ来て、わたしたちを連れ出すべきだ。」

下役たちは、この言葉を高官たちに報告した。

高官たちは、二人がローマ帝国の市民権を持つものであると聞いて恐れ、出向いて来てわびを言い、二人を牢から連れ出し、街から出て行くように頼んだ。

牢を出た二人は、リディアの家に行って兄弟たちに会い、彼らを励ましてから出発した。

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